ステップ4~出る前に「おしっこ」と言える
トイレトレーニングも終盤です。誘ってトイレでおしっこができるようになったら、お子さんが自らおしっこと言えるようになるといいですね。うんちの時、夜のおむつはずれなどのポイントもご紹介します。
誘えばできるのに教えないときは、誘うタイミングを遅らせてみましょう
膀胱におしっこが溜まって「ぎりぎりあふれそう」という感覚と、おしっこを出して「すっきりした」という感覚の両方を体験的に繰り返すことが必要です。おしっこが十分溜まっていない時に誘うことを繰り返すと、いつまでも「ぎりぎり」の感覚がわからず、自分から言えるようになるのに時間がかかります。おもらし覚悟で誘うタイミングを遅らせ、失敗しても大目に見てあげましょう。
心の中に「叱らない」の言葉をもち、うまくいかなくても叱らずに次のチャンスを見つけましょう
「ちーでた」とお漏らしを言えただけでもほめて、「今度はトイレでしようね」と受け入れてあげましょう。うまくいかない時は無理せずに切り上げ、仕切り直しましょう。
タイミングよく言えるようになっても、しばらくはトイレへ一緒に行ってあげましょう
「おしっこ」と教えてくれたら、必ず大人が一緒にトイレへ行ってあげましょう。失敗したり、台から足を踏み外して怖い思いをしたりすると、後戻りのきっかけになるので「おしっこ」と教えてくれたら大人も一緒に付き添いましょう。
トイレでおしっこができるようになっても、すぐに自分からおしっこと言うことが出来るようになる訳ではありません。お子さんの発達や月齢によって、進み方は様々です。お子さんに合わせて、今できる範囲で頑張っている姿をたくさんほめてあげましょう。
★うんちのおむつはずれ
【ポイント】
・うんちのリズムをつかむ ・トイレでうんちすると気持ちいいことを伝える
・食後にトイレに誘ってみる ・いきみだしても、無理にトイレへ連れて行かない
※トイレでおしっこができるようになっても、なかなかうんちはトイレで出来ないという例は少なくありません。お子さんの好む姿勢や場所もあるので、無理にトイレに誘わず様子を見てみましょう。
また、補助便座を使用しているご家庭は、座って足が浮いた状態だとうまく踏ん張ることができず、足が不安定なためうんちをしたくないという事もあります。踏み台を用意することで足元が安定するので用意してみるのも一つの手です。
★夜のおむつはずれ 【ポイント】
・体をよく暖める ・寝る前は水分を控えめにする ・寝る前と朝、トイレに誘う
・夜中は起こさないようにしましょう。夜中に起こすと眠りが浅くなり、おしっこの量を抑える抗利尿ホルモンの分泌が減ってしまいます。夜はぐっすり眠らせてあげましょう。
※夜のおむつはずれは、少し時間がかかるものと思っておきましょう。ポイントを意識しつつ、焦らず、おうちの方とお子さんのストレスにならないように進めていきましょう。また、大きめのおねしょシーツを使用するとお子さんもおうちの方も安心感がもてます。
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更新日:2021年02月12日