黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌は自然界に広く存在しており、健康な人でも2~3割は鼻やのど、髪の毛などにこの菌を持っています。
素手で食品を取り扱うと、食品を汚染させてしまう可能性があります。
やけどや傷など化膿したところに大量に存在しており、手に傷などのある場合は特に注意が必要です。
主な原因食品
手指からの汚染を受けやすい食品(おにぎり、生寿司、折り詰弁当、シュークリームなど)
主な症状
激しい吐き気・おう吐、腹痛、下痢
発症するまでの時間:1~5時間(平均3時間)
特徴
黄色ブドウ球菌が食品中で増殖すると、エンテロトキシンという毒素を産生します。
菌自体は熱に弱いですが、この毒素は熱に強く、100℃30分間の加熱でも無毒化されません。
食品中でエンテロトキシンを産生させないよう、黄色ブドウ球菌による食品の汚染を防ぐこと、食品中での黄色ブドウ球菌の増殖を防ぐことが重要です。
予防方法
手に傷がある場合は、直接食品に触れないようにしましょう。
調理中、手はこまめに洗い、常に清潔に保ちましょう。
お弁当のように数時間後に食べる場合、ご飯やおかずは冷ましてから詰め、保冷剤を使うなど温度管理に気をつけましょう。
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問合せ先
札幌市保健所食の安全推進課
札幌市中央区大通西19丁目 WEST19ビル3階
電話番号:011-622-5170
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更新日:2021年09月17日