食育の取組事例(冬至)

冬至

冬至の掲示物

日本の伝統行事を知ってもらうために行われた、札幌市豊平区保育・子育て支援センター(ちあふる・とよひら)での冬至の食育をご紹介します。

園では、冬至の前から雰囲気づくりを始めており、親子で興味・関心をもってもらえるように、玄関に冬至のいわれを掲示したり、実際の南瓜や小豆・ゆずを展示したりしています。

冬至の食育1

子どもたちに「今日は何の日?」と問いかけると、
「クリスマス」「お正月」
と答えが返ってきて「冬至」を知らない子がほとんどです。しかし、なんとなくこの季節に南瓜を食べたことや、ゆず湯に入ったことを覚えていた子もいました。

冬至については、
「冬至は一年で昼の時間が一番短い日です。」
「これからもっと寒くなるお知らせの日でもあります。」
「寒くなると風邪や病気になるかもしれない。」
「風邪や病気に負けない体になるために冬至の日に南瓜を食べて、ゆず湯に入って丈夫な体になりましょう。」
と話をします。

冬至の食育2
冬至の食育3
とよひらの冬至南瓜

当日の午後のおやつは、南瓜煮にあんを添えた
ちあふる・とよひら特製の冬至南瓜です。
 

 

冬至の日にしか食べないおやつなので、どんな料理だったか子どもたちはなかなか思い出せません。
「あんこは知っている?」
「あんぱんは食べる?」
と問いかけ、前もって冬至南瓜をイメージさせています。

 

好んで食べる子もいれば、南瓜やあんこが苦手という子もいるので、水分を多めに加えて食感をよくし、食べやすくなるよう工夫をしています。
「冬至南瓜を食べると風邪や病気に負けない体になるから一口は食べてみよう」と勧めると一口、二口と食べてくれる子も多いです。


4・5歳の年齢の高い子ほど、食事と健康のつながりを認識していて、苦手でも少し食べてみようと奮闘する姿を見かけます。完食できた子は「食べられた!」と誇らしげに教えてくれました。
年に一度のことですが、毎年行うことで、クリスマスの頃に「冬至」があったと思い出せるような食育を進めています。

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更新日:2022年02月07日