食育の取組事例(「昆布」食育教室)

「昆布」食育教室

~「北海道こんぶ消費拡大協議会」・「北海道漁業協同組合連合会(ぎょれん)」共同開催~

本市の保育所においては、従来から自園調理であることを生かした体験型の食育、五感を育てる食育の取組を実施しています。また、「さっぽろ食スタイル」においても、地産地消の推進や、食文化の伝承として乾物の利用を奨励しているところです。

これらの取り組みの一環として、園児とその保護者等が一緒に北海道の特産品である昆布について学びながら、「だし」のうまみを体験することにより、昆布や「だし」に興味をもち、豊かで望ましい食習慣につなげることを目的とした、「昆布教室」を開催しました。

子どもたちが楽しく学ぶ姿が見られ、参加した保護者等にも大好評でした!

<実施施設>

  • 清田区保育・子育て支援センター 平成26年10月28日(火曜日)
  • 豊平区保育・子育て支援センター 平成26年10月29日(水曜日)
  • 北区保育・子育て支援センター 平成26年10月31日(金曜日)
  • 西区保育・子育て支援センター 平成26年10月31日(金曜日)

 

<昆布教室の様子>

昆布の説明を聞く様子

はじめに、昆布についてのお話を聞きました。

昆布はどこで獲れるの?
昆布はどうやって獲るの?
昆布はこんなに長いんだよ!
昆布からは「だし」が出るんだよ!

子どもたちは興味津々でした。

実際に乾燥昆布や戻した昆布に触ってみたり、昆布漁の体験をすると、

『かたい!』『黒い!』『いいにおい!』
『緑色!』『ぬるぬる、ねばねばしてる~』『おつゆのにおいがする!』
(昆布を巻き取るカギ竿の長さが4.5mと聞いて)『うそでしょー!?』

など、たくさんの声が上がりました。

乾燥昆布のにおいをかぐ様子
水戻し昆布を触る様子

乾燥昆布と水戻し昆布を触ったり、匂いをかいだりしました

昆布の収穫体験

昆布船に乗って昆布の収穫体験

昆布クイズ

子どもには馴染みの薄い昆布ですが、分かりやすい説明を受け、学んだ後の「振り返りクイズ」も正解率が高く、興味・関心を持って楽しく参加している様子がうかがえました。

昆布教室の後には、給食の時間に昆布だしを使った「すまし汁」を提供しました。
栄養士や保育士が声をかけながら各部屋を回ると、『美味しい』『これが昆布の味?』などと言いながら、昆布の「だし」を味わい、積極的に飲んでいました。

また、「昆布」食育教室に参加した保護者等を対象とし、各区保育・子育て支援センター栄養士によるミニミニ食育講座を併せて実施しました。

栄養士によるミニミニ食育講座1
栄養士によるミニミニ食育講座2

保育所給食における「昆布」の使用状況や、「だしの取り方」、「昆布を使ったレシピ」を紹介し、子どもたちの味覚形成において大切な時期であることを考慮し、保育所給食においては素材の味を生かした献立や手作りを重視していることなどについて説明しました。
昆布だしをたっぷり使ったすまし汁の試飲も行い、昆布のうまみをしっかりと味わう様子が見られ、本物の味の大切さが伝わったようです。

お迎え時にも、児童から保護者へ食育教室で学んだ内容について話をする姿が見られ、児童のみならず家庭への普及啓発にもつながりました。

この記事に関するお問い合わせ先

札幌市子ども未来局子育て支援部保育推進課栄養指導担当係
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更新日:2017年04月12日