食育の取組事例（朝ごはんは何派？）

食育～朝ごはんは何派？

札幌市豊園乳児保育園では、6月の食育月間のテーマ「早寝・早起き・朝ごはん」に合わせ、掲示を活用した「朝ごはんは何派？」という取組を行い、保護者に参加していただきました。

各家庭に投票用のシールを配布し、「ごはん派」「パン派」「麺派」「食べない派」の4つの選択肢を用意し、子どもと保護者、それぞれ何派か、投票してもらいました。

30家庭中、子ども21票、保護者20票が集まりました。

子どもでは、「パン派」が13票、「ごはん派」が8票でした。
保護者では、「ごはん派」が9票、「パン派」が6票、「食べない派」が5票でした。

「食べない派」と回答頂いた保護者の中には、朝は忙しくて時間がない、子どもに食べさせていたら自分は食べる時間は無くなってしまうなどという声も聞こえてきます。

この結果を受けて、保護者にも子どもにも元気になってもらおうと、朝ごはんのメリットや、簡単に作ることができる朝ごはんのレシピを載せた資料を作成し、配付しました。

資料を見た保護者からは、

「朝ごはんを食べてはいるが、子どもと一緒には食べていない。資料を見て、家族みんなで朝ごはんを食べなきゃとは思うけれど、難しい。」
「野菜不足だなぁと思った。」
「レシピを参考にして作ろうと思う。」
「レシピを参考にして作ったら、よく食べてくれた。」

などの感想を頂きました。

今回の取組により、園児の状況や傾向、今後どのような啓発が必要かを知ることができました。

忙しい朝でも、子どもに朝ごはんを食べてもらえるようにと工夫している方もたくさんいらっしゃいました。

もし、「朝ごはんを食べていないな」「野菜が不足しているな」と感じた方がいましたら、毎日ではなくても、出来ることから始めてみることを、おすすめしています。