防災を学ぼう~パパと子どもの市民防災センター体験~

災害が起きた! そのときパパは!?

市民防災センター

体験型学習防災施設「市民防災センター」は、見て、触れて、体験して学べる施設。今回は、6歳と2歳のパパである賢一さんと子どもたちに「地震体験」「暴風体験」「災害バーチャル体験」「救急体験」をしてもらいました。

地震体験

市民防災センターの写真

仮想番組が放映されているテレビを観ている時に、突然テレビやスマートフォンから、「緊急地震速報」が流れ、震度7の地震を想定した揺れを体験することができます。

市民防災センターの写真

「賢一パパのように子どもの安全を確保し、頭などを守ってあげるといいですね」

(市民防災センター長 高瀬康さん)

 

「地震の場合、大きな揺れが収まると同時に、まず使用していたガスコンロやストーブ等の火の元の点検(スイッチをOFF にする・ガス元栓を閉める等)をしてください。

そして、避難場所等に避難するために家を留守にする場合は、電気ブレーカーを「OFF」にしてください。これは強い揺れで家具が転倒するなどした際に、電気配線が断線する可能性があり、電力復旧時、通電したときに発生する「通電火災」を防ぐためです。


また、同じく強い揺れがおさまったと同時に、ドアを開放し避難の経路を確保しましょう。

とっさのときに慌てないよう、平日、休日を想定しパパとママで役割分担を決めておきましょう。特に、子どもをおんぶできれば、火の元点検や避難路の確保及び非常持ち出し品の用意等で両手が使えるので、おんぶ紐はすぐいつでも使える状態にしておくことが重要です」

(市民防災センター長 高瀬康さん)

暴風体験

市民防災センターの写真

迫力の3D 映像と風速30m の組み合わせで、災害現場にいるかのような臨場感を体験。暴風災害の危険性や対処方法を学ぶことができます。

 

「台風など暴風警報が出ているときは、不要不急の外出はしないことが原則です。

暴風や突風などに注意し、万が一、看板やトタン板などが暴風で飛ばされ、家の窓ガラスに直撃して破損するなど不測の事態に備え、カーテンを閉めておくと安心です。

家の外にある風に飛ばされそうなものはしっかり固定するか、室内に収納してほしいですね」

(市民防災センター長 高瀬康さん)

災害バーチャル体験

市民防災センター

3D 映像と光や風によるリアルな演出を通して、災害の本当の怖さを知り、注意すべきことは何かを学ぶことができます。

「土石流や津波等は、皆さんが考えているより、ものすごいスピードで襲ってきます。普段から防災を意識し、テレビやラジオを通じてニュースや天気予報などから大雨洪水警報等の気象情報を収集し、早めの避難タイミングを図ることが大切です。
近年の巨大地震の発生や異常気象による台風等の発生頻度を考えた時には、非常時の準備として、非常食や乾電池、ラジオや懐中電灯等の他、乳幼児の成長に合わせた食事やオムツ等も常備し、非常時には直ぐ持ち出せるように準備しておきましょう。」

(市民防災センター長 高瀬康さん)

救急体験

訓練用の人形を使って、心肺蘇生を体験することができるほか、救急体験コーナー、モニターに流れる映像により、胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAED の使い方を学ぶことができます。

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「心肺蘇生の知識があれば、いざというときに命を救える行動をとることができます。ぜひ、「救命講習会」へご参加ください。普段から、救命のためのスキルを備えておくことが大事です。

また、あらゆることを想定し、グラっときた時、どうやって子どもを守るのか、普段からパパとママでシュミレーションしてほしいですね。

家具を突っ張り棒などで固定していても、家が倒れないとも限らない。実際に地震がきたときに動けないのでは子どもを守れません。寝ているとき、仕事をしているとき、いつ来るかわからないのが災害です。

このような時に、子どもを守るために夫婦で役割分担などを話し合い、災害に備えてほしいと思います」

(市民防災センター長 高瀬康さん)

体験したパパの感想

市民防災センターで災害を体験し、改めて災害の恐ろしさを感じました。

普段から、停電になったときのために、カセットコンロやガスボンベなどは多めに準備しています。北海道胆振東部地震のときは、咲美歌がお腹にいたときでした。あのときの経験をいかし、水の備蓄や冬の防寒対策も備えています。

役割分担などは話し合っていないので、これを機に話してみようと思います。夫婦で子どもたちの安全を考えた行動をしなければいけないし、子どもたちにも、災害の怖さは教えていきたいです。

市民防災センター

市民防災センターの写真

札幌市白石区南郷通6 丁目北2-1
電話 011-861-1211(3月まで)
電話 011-868-3535(4月から)
開館時間:9 時30 分~16 時30 分
入館:無料
来館の予約が可能。同時利用者数の上限は10 人まで。
※予約のない場合でも、在館者数に余裕があるとき入館可能。

この内容は、取材当時(令和2年12月)のものです。おでかけの際は、施設に最新情報をご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

札幌市子ども未来局子育て支援部子育て支援推進担当課子育て支援企画係
〒060-0051 札幌市中央区南1条東1丁目5 大通バスセンタービル1号館3階
電話番号:011-211-2997
ファクス番号:011-231-6221
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更新日:2021年03月30日