地域とのつながり

講師から、「心のコップの水があふれそう」なほど余裕のない状況にある保護者の現状、父親の意識が「母親の手助けをする父親」から「子育ての当事者としての父親」へと変化していること、その意識の変化への社会的理解が進んでいないことなどから、産後うつを患う父親も増えていることなどの話がありました。
また、札幌市の調査などから、子育て中の親子の情報源がSNSやインターネットであること、子育てサロンを利用したことがない親子の6割近くが利用してみたいと答えていること、現代の子育て環境では、家庭だけで乳幼児に必要な経験を保障することが難しく、特に外遊びが少なくなる傾向がデータで示されました。

参加者に向け、保護者自身が楽しめることを踏まえながら親子の経験の幅を広げる活動を取り入れていくことで、子育て家庭と地域とのつながりを深めていけたらよいのではとの提案がありました。
みなさんからの感想では、「若い子育て世代の保護者が、子どもと共に楽しめるような活動を来年度は取り入れていきたい」、「大切なのは親（大人）を支えることということが分かりました」などが聞かれました。