嘔吐

 赤ちゃんの胃は、とっくり型をしているうえ、胃の入り口のしまりが弱いため、ちょっとしたことで吐きやすいものです。特に授乳の後に、だらだらと乳汁が口から出てきたり、ときには勢いよく吐くこともあります。しかし、吐いた後に元気よく、体重も増えているなら心配することはありません。授乳後、毎回噴水のように吐いて、体重も増えない場合は、病院を受診しましょう。

嘔吐時のケア

・吐いた物が気管に詰まらないように横向きにします。

・吐いた後は、口の中に嘔吐物が残っていないか確認し、残っていたら取り除きましょう。うがいのできる子であればうがいをさせましょう。

・一度吐いたら、最低1時間は何も与えず様子を見て、吐き気が治まったようであれば、スプーン1杯から、1~5分おきくらいに少量ずつこまめに飲ませましょう。(栄養よりも、まず水分を優先)吐き気が出なければ消化の良いものを少量ずつ小分けにして食べさせましょう。

 

【受診のめやす】

・嘔吐の回数が多く、顔色が悪い

・元気がなく、ぐったりしている

・嘔吐のほかに、複数回の下痢、血液の混じった便、発熱、腹痛等の諸症状が見られる

・脱水症状(水分が摂れない、唇や舌が乾いている、尿が半日以上でない、尿の量が少なく色が濃い、目が落ちくぼんで見える、皮膚の張りがない)がある

 

【嘔吐を症状とする主な病気】

 乳幼児嘔吐下痢症、胃腸炎、脳疾患、薬物中毒、腸重積症、幽門狭窄症、自家中毒(周期性嘔吐症)、食中毒など

この記事に関するお問い合わせ先

札幌市北区保健福祉部健康・子ども課子育て支援担当係
〒001-0025 札幌市北区北25条西6丁目1-1保健センター1階
電話番号:011-757-2566

更新日:2020年11月24日