食育の取組事例(食べ物の働き)

食育指導~食べ物の働き

平成27年11月に、札幌市新琴似保育園において、「食べ物の働き」についての人形劇を行いました。

“赤ちゃん”(赤の指人形)、“黄いろちゃん”(黄色の指人形)、“緑くん”(緑の指人形)の3人が公園で遊んだ後、それぞれが持ってきたお弁当を食べます。

“赤ちゃん”は卵と肉と魚のお弁当、
“黄いろちゃん”はごはんとパンのお弁当、
“緑くん”は野菜と果物のお弁当です。

お弁当を食べてから、再び遊びだした3人ですが、
「力がでないな~」「疲れちゃった・・」「もう動けない!」
と不調を訴えます。

どうしたのかな?
栄養士が、食べ物にはいろいろな働きがあることを知らせます。

ちゃん”のお弁当は、からだをつくる働き
いろちゃん”のお弁当は、力のもとになる働き
くん”のお弁当は、病気からからだを守る働き

3人は、食べ物のいろいろな働きを知り、3つの働きの食べ物が全部そろっていないと元気がでないことに気づきます。
“赤ちゃん”、“黄いろちゃん”、“緑くん”のお弁当を分け合って、バランスよく組みあわせて作った「元気弁当」を食べた3人は、元気に遊ぶことができました。

食べ物の働きの説明1
食べ物の働きの説明2

人形劇の後は、子ども達が「元気弁当」作りに挑戦!

どんな食べ物を選ぶと「元気弁当」ができるかをみんなで一緒に考えました。

元気弁当を作る様子

「どれにしようかな…」
「まず、赤の食べ物はハンバーグでしょ。ウィンナーも」
「次は何を選ぼうかな~」
と考えて、ほうれん草のおひたし、ミニトマト、デザートのみかんを弁当箱に入れて「元気弁当」が完成!?
赤・黄・緑の食べ物がそろっているかを、みんなで確認してみると・・・
友だちから「黄色の食べ物が入っていないよ」と声をかけられ、サンドイッチも弁当箱に入れました。
これで「元気弁当」の完成です。

給食の時間は、食育指導を思い出して
「さんまと味噌汁に入っている豆腐は、からだをつくる働きだから、赤の食べ物だね。」
「ほうれん草のり和えは緑の食べ物だから、病気から体を守ってくれるんだよ」
「お弁当のごはんは、力のもとになる働きだから、黄の食べ物だね」
「よく噛んで食べるとからだにいいんだよね。」
など、給食の食材に関心をもち、食べ物の3つの働きについて楽しく会話をしながら、みんな笑顔で元気よく給食を残さず食べていました。

※「食べ物の働き」の食育指導案・シナリオは、食育資料集のページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2017年04月12日