食育の取組事例(箸の使い方)
食育指導~箸の使い方
札幌市立認定こども園にじいろで、4歳児と5歳児が「箸の使い方」の練習をしました。
箸の持ち方と鉛筆の持ち方には共通点があり、箸を持つためには指の力が必要です。
実際の箸を使う練習をする前に、正しく鉛筆を持って、力を入れて線を引く練習をしました。
紙に描かれたぺんぎんやくじらなど、同じ絵同士を線でつなぎます。保育士が力を入れて線を引くように伝えると、
「こんなにたくさん引いたよ」
「もっとやりた~い」
という子どもが続出。
星や花、お友達の名前を書いて線を引くなどして、練習しながら自分達の作品を作っていました。
日を改めて「箸の使い方」の練習をしました。
栄養士から、正しい持ち方をすると、食べやすくなり、見た目(姿勢)も美しくなることを聞きました。
その後、箸を持ってみました。最初に1本持って動かし、次に下側の箸を添えて動かしてみます。
それから、箸でスポンジをつまんで、皿から移す練習をしました。
スポンジを箸でつまむのは難しく、
「あれっ、どうやって持つのかわかんなくなっちゃった」
「もう一回教えて」
「みてみて~」
「これでいいの?」
などと言いながら練習しました。
だんだん上手につまめるようになり、5歳児はスポンジよりも少し難しい消しゴムをつまむことにも挑戦しました。
箸の使い方の練習をしたあとは、給食時間になると、箸を一所懸命使う姿が見られるようになりました。
保護者からは、「園での指導をきっかけに箸を持つ練習を始めました」、「練習用の箸から子ども用の箸に変えて上手に持てるようになりました」といった声も聞かれました。
※「箸の使い方」の食育指導案・点つなぎの用紙は、食育資料集のページをご覧ください。
箸を使った遊びに挑戦!
札幌市みかほ保育園では、食育指導で箸の正しい持ち方や箸の動かし方を学んだ4歳児の子ども達。
箸を使うことに興味を持ったので、遊びの中に取り入れました。
小さな密閉容器の中には、マカロニ、ペンネ、小豆、大豆などいろいろな素材が入っています。
子ども達はふたを開けて、中の素材を箸でつまんで、ふたの上に移していきます。
上手に箸を持てていますね。
みんな集中して、真剣に一つずつ!!
あっという間に、「できた~」と言って別の素材に挑戦!!
「せんせい、むずかしい」という子には「鉛筆を持つように1本持って」と声をかけ、箸を1本だけ持って動かすところから一緒に練習します。
この他にも、上達度に応じていろいろな素材や形のものに次々と挑戦しています。
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札幌市子ども未来局子育て支援部保育推進課栄養指導担当係
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更新日:2017年04月12日