下痢

 その子によって、便の形や回数はそれぞれ違います。体質的に便がゆるめの子もいれば、回数の多い子もいて、それが普段の状態であれば下痢とはいえません。また、普段よりも便がゆるめで、多少数が増えても、熱などのほかの症状もなく、食欲も落ちていなければ、様子を見てみましょう。

オムツ交換(便の処理方法)

・下痢便の中にはウイルスや細菌が排泄されています。ウイルスの種類によっては、1か月程度、便の中に混じって排泄されます。便のついたオムツを捨てるときにはビニール袋に入れて捨てるようにしましょう。

・オムツ交換の後は、しかりと手洗いしましょう。

・便で汚れた物は、塩素系漂白剤で消毒しましょう。

水分補給

 下痢便の回数が多いと、水分を失うので、水分をこまめに飲ませましょう。→【発熱(水分補給)

皮膚の清潔

 下痢便を繰り返すことで、肛門周囲が赤くなって、ただれることがあるので、排便後はお尻をタオル等で優しく拭く、部分浴をする、シャワーで洗い流す等の対応をしましょう。

 

【受診のめやす】

・元気がなく、ぐったりしている

・機嫌が悪い、食欲がない、発熱がある、嘔吐する、腹痛があるなどの諸症状がみられる

・脱水症状(水分が摂れない、唇や舌が乾いている、尿が半日以上でない、尿の量が少なく色が濃い、目が落ちくぼんで見える、皮膚の張りがない)がある

・米のとぎ汁のような白色水様便が出る、血液や粘液、黒っぽい便が出る

 

【下痢を症状とする主な病気】

 ウイルス性胃腸炎(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)、腸管出血性大腸菌感染症(O-157、O-26、O-111など)食中毒、抗生剤により下痢、感冒など

この記事に関するお問い合わせ先

札幌市北区保健福祉部健康・子ども課子育て支援担当係
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更新日:2020年11月16日